画像・ロゴ・署名の白背景を透過する方法:透過PNGの作り方
画像・ロゴ・署名の白背景を透過する方法:透過PNGの作り方
画像に白い背景が付く理由と、透過PNGとは
画像の白背景を消すには、2つのことが必要です。絵そのものを背景から切り離すこと、そして透明情報を保存できる形式(ふつうはPNG)で保存することです。切り離しはAIで自動的に行うことも、画像編集ソフトで手作業で行うこともできます。一方、「背景なし」のままJPGで保存することはどうやってもできません。JPGは透明を扱えない形式だからです。この記事では、ロゴや署名のまわりに白い四角が出る理由、その消し方、そして本当に透過できたかどうかの確かめ方を順に説明します。
背景は「ないはず」なのに、なぜ画像に白い背景があるのか
ラスター画像には必ず背景があるからです。背景も、絵と同じ点の集まりです。画像ファイルはピクセルが並んだ長方形の格子で、どのピクセルにも必ず色が入っています。企業サイトのロゴが「宙に浮いて」見えるのは、背景の色がページの色と同じだからか、ファイルが点ごとに透明度も記録しているからです。
そうしたロゴをスクリーンショットで保存したり、文書からコピーしたり、JPGでメールで受け取ったりすると、透明情報は失われ、空いていた部分は白で塗られます。白い紙の上では気づきません。ところが、色付きのサイトヘッダー、写真、地模様のある用紙の上に置いたとたん、まわりに白い四角が現れます。
JPGが背景透過にならない理由
JPGが点ごとに記録するのは色だけで、透明度を入れる場所がありません。そのため、どのソフトもJPGで保存するときに透明な部分を何かの色で埋めます。たいていは白、ときには黒です。これはサイトやソフトの不具合ではなく、形式そのものの性質です。
ここから単純なルールが出てきます。背景のない絵が必要なら、最終ファイルはPNG、WebP、またはベクター形式でなければなりません。拡張子を.jpgから.pngに書き換えても意味はありません。背景は消えず、変わるのはファイル名だけです。
| 形式 | 透明 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| JPG | なし | 背景が必要な写真 |
| PNG | あり。フチをなめらかな半透明にできる | ロゴ、署名、印鑑、アイコン、背景なしの切り抜き画像 |
| WebP | あり | 軽さが大事なサイト用の画像 |
| GIF | 「透明か不透明か」だけで、なめらかなフチは不可 | 単純なグラフィックとアニメーション |
| SVG | もともと背景を持たない | ベクターのロゴやアイコン |
背景を透過したいとき、PNGとJPGは何が違うのか
PNGは点ごとに4つ目の値、アルファチャンネルを記録します。その点がどれだけ不透明かを表す値です。このおかげで絵のフチをなめらかにできます。境界の点が半透明になるので、ロゴは明るい下地にも暗い下地にも同じようにきれいになじみます。
もうひとつ違いがあります。PNGは画像を劣化なしで圧縮するので、ベタ塗りや細い線がくっきり残ります。JPGは劣化のある圧縮で、コントラストの強い境界のまわりに灰色がかった「汚れ」を残します。白背景の上では目立ちませんが、背景を消すとフチのにじみとして表に出ます。選べるなら、ロゴは最初からJPG以外のファイルを使うほうが安全です。
PNGの白背景を消したい:そもそもなぜ白いのか
PNGは透明を保存「できる」だけで、必ず透明を含むわけではないからです。白い画像をPNGで保存しても、白い点は白く不透明なままです。.pngという拡張子からは、ファイルに透明な部分があるかどうかはわかりません。
つまり「PNGの白背景を消す」のは、JPGの場合とまったく同じ作業です。背景を絵から切り離す必要があります。違うのは、PNGの元画像はたいていフチがきれいで、仕上がりも整いやすいという点だけです。
「背景透過PNG」を保存したのに、市松模様や白背景になっている
グレーと白の市松模様は、編集ソフトやサイトが画面上で透明を表すための表示です。本物の透過ファイルにマス目は入っていません。ソフトが画像の下に描いているだけです。どこに貼ってもマス目が見えるなら、それは画像そのものに描き込まれています。検索結果から元画像ではなく縮小されたプレビュー画像を保存したときや、スクリーンショットを撮ったときに、よくこうなります。
逆のケースもあります。透過だったファイルが白くなる場合です。透明に対応していないソフトにクリップボード経由でコピーしたとき、画像をJPGに再圧縮するメッセージアプリで送ったとき、簡易ビューアで開いて保存し直したときに起こります。こうしたファイルは、圧縮されない書類や添付ファイルとして渡すのがいちばん確実です。
本当に透過できているか確認する方法
いちばん手早いのは、画像を色付きの下地に置いてみることです。何でもかまいません。
- 背景が暗い色か鮮やかな色のプレゼンのスライドに貼る。
- 文書ソフトで、段落や色付きの図形の上に重ねる。
- 画像編集ソフトで開き、下に塗りつぶしのレイヤーを敷く。
絵のまわりに下地の色が見えれば、本物の透過です。白い四角やマス目が残るなら、ファイルの背景は不透明です。暗い下地ならフチの品質も一目でわかります。明るいフチ、文字の内側に残った背景の島、「食われた」細い線などです。
写真の白背景とイラストの白背景、消し方は何が違うか
何を背景とみなすかが違います。イラスト、ロゴ、スキャン画像の背景は1色の均一な塗りなので、色だけで切り離せます。写真の「白背景」は、ほぼ均一ではありません。影があり、光のグラデーションがあり、カメラのノイズが乗った壁や紙です。こうした背景を色で消すと、穴やシミが残ります。
そのため、白い背景の前の商品や人物の写真には被写体そのものを探すAIが向いていて、平面的なグラフィックは色による選択で足りることがよくあります。スマホで撮った署名はその中間です。中身はイラストですが、背景の質は写真です。だからこそ、この先でも繰り返す助言があります。写真の中の紙が均一で白いほど、どんな処理も簡単になります。
元画像が小さくてぼやけているときは
先にもっと良い元画像を探し、背景を消すのはそのあとにします。メッセージアプリの画像、検索結果の縮小コピー、スクリーンショットは点の数が少なく、絵のフチがぼやけています。背景を消すと、まさにそのフチが目に付くようになります。
大きい版が見つかりやすい場所は、添付ファイル付きの元のメール、企業サイトのプレス向けページ、昔の入稿データ、ロゴを作った人の手元です。探すのに5分かけるほうが、幅200ピクセルの画像のフチを30分かけて直すより得です。小さすぎる画像はツールも受け付けません。1辺が100ピクセル以上必要です。
オンラインで白背景を透過すると、出力はPNGになるのか
オンラインツールは手作業の切り抜きと同じ仕事をします。絵の境界を見つけ、それ以外をすべて透明な点に変えます。出力は背景のないPNGで、ピクセル数は元のままです。ただし長辺が4096ピクセルを超える画像は、そのサイズまで縮小されます。普通の写真でAIが被写体を切り離す仕組みについては、写真の背景をオンラインで消す方法の記事で詳しく説明しています。
押さえておきたい違いがひとつあります。AIが探すのは「白い色」ではなく、画面の中の主役です。商品や人物の写真ではこれが長所になります。白い壁の前の白いシャツは消えません。ロゴと署名の場合は、絵がひとまとまりの物体としてどれだけはっきり読み取れるかで結果が変わる、ということになります。次の2つの章はこの話です。
画面に何が表示されるかも先にお伝えします。無料のプレビューは900ピクセルまで縮小された透かし入りのコピーで、透過ではありません。消した背景の部分は均一な薄いグレーで塗られています。絵のどこが残り、境界がどこを通ったかはこれでよくわかります。フルサイズの本物の透過PNGは、有料の透かしなしファイルです。上で説明した色付きの下地での確認は、このファイルでしかできません。
ロゴの白背景・黒背景を透過する方法
ロゴの場合、状況はたいていこうです。サイト、メール、昔のデータから取った画像があり、マークのまわりに白か黒の四角があって、それを色付きのヘッダー、写真、プレゼン資料に載せたい。オンラインでのやり方と、自動処理が間違えやすいところを見ていきます。
ロゴの白背景をオンラインで透過する方法
ファイルを背景削除ツールにアップロードし、モードを選んで「背景を削除」を押します。ツールが受け付けるのはJPG、PNG、WebPで、容量は25MBまで、1辺は100ピクセル以上8000ピクセル以下、一度に1ファイルです。結果は背景透過のPNGで返ってきます。登録は不要です。
- 手元にあるなかでいちばん大きく、きれいな元画像を使います。スクリーンショットではなく、元のファイルです。
- モードは「ユニバーサル」のままにします。マークに細い線があるなら「細部」を試してください。
- プレビューで結果を確かめます。文字は欠けていないか、小さな文字が消えていないか、穴が開いていないか。消した背景は、プレビューでは薄いグレーの塗りで表示されます。
- 結果に納得できたら、「透かしなしでダウンロード」ボタンできれいなファイルを受け取り、そのPNGを暗い下地と明るい下地の両方で確認します。
元画像の長辺が4096ピクセルを超える場合、結果はそのサイズまで縮小されます。
ロゴの背景をオンラインで無料で消す:無料でできる範囲
無料なのは処理そのものとプレビューです。同じIPアドレスから1日5回まで処理でき、この回数はサイト内のAIツールすべてで共通です。プレビューは長辺900ピクセルまで縮小され、透かし入りで、透過ではありません。フルサイズのきれいなPNGは有料です。結果の下にあるメールアドレスの入力は任意です。
ロゴの場合、これは次のことを意味します。自動処理がうまくいったかどうかは、プレビューで無料で判断できます。マークのどの部分が残ったか、小さな文字が消えていないかが見えます。ただし、マークの中の白い要素は薄いグレーの塗りの上では見分けにくいので、白い文字のロゴはプレビューを特に注意して見てください。1日分の回数を使い切ると、翌日までツールは処理を受け付けません。
ロゴの背景を消すとき、どのモードを選ぶか
ウィジェットにはモードが4つあり、ロゴで意味があるのはそのうち3つです。「ユニバーサル」は既定のモードで、大きな形でできた密なマークに向いています。「細部(チェーン、レース)」は、マークに細い線、袋文字、模様があるときに試してください。「高解像度」は、フチの細かいところまで残したい大きな元画像向けです。「ポートレート」は人物用で、グラフィックには必要ありません。
どんな場合にも正解になるモードはありません。同じロゴが、どのモードでいちばんきれいに仕上がってもおかしくないのです。1回試すたびに1日の上限から1回分が減るので、まず画像を見極めてください。密なマークか細いマークか、大きなファイルか小さなファイルか。そのうえで合いそうなモードから始め、全部を順番に試すのは避けましょう。
画像の黒背景をオンラインで透過する
黒背景でもやり方はまったく同じです。AIにとって背景の色は関係なく、物体をまわりから切り離すだけです。黒い四角の上の明るいロゴ、ネオン風の文字、暗いプレートの上の白いアイコンも、同じ方法、同じモードで処理できます。
難しくなるのは2つの場合です。ひとつは、絵に光彩ややわらかい影があり、黒の中へなだらかに消えていく場合。はっきりした境界がないので、自動処理は光彩を切り落とすか、暗いフチを残すかのどちらかになります。もうひとつは、黒背景の上の暗いマークで、コントラストがほとんどない場合。このときは別の元画像を探すほうが賢明です。
ロゴの細い線と小さな文字
細い線、セリフ、マークの下の小さな文字は最初に傷みます。太さ1、2ピクセルの線は、AIにとってノイズとほとんど区別がつきません。半透明になったり、途切れたり、完全に消えたりします。
役に立つのは次のことです。
- もっと大きい元画像。線がピクセル単位で太いほど、確実に認識されます。
- 「細部」モード。チェーンやレースのような細い構造向けに作られています。
- 非常に大きい元画像なら「高解像度」モード。
- どれも効かなければ、編集ソフトで色を指定して手作業で選択する方法。最後の章で説明します。
線がすでにぼやけている小さな画像を、処理の前に拡大しても意味がありません。引き伸ばしても新しいディテールは生まれないからです。
ロゴそのものの中にある白い部分
これが白背景のいちばんの落とし穴です。マークに白い文字、ハイライト、白い中心部があると、それらは背景と同じ色です。「白いものすべて」を色で消す方法は、それらも透明にしてしまいます。色付きの下地に置くと、白い文字のあった場所が穴になります。
AIの動きは違い、ひとまとまりの物体の内側にある白はたいてい残します。その代わり、逆の間違いがあります。透明になるべき閉じたすき間を白いまま残すことがあるのです。たとえば「O」や「P」の文字の内側や、マークの要素どうしのすき間です。反対に、ロゴが離れた複数のパーツでできていると、その一部が背景と判断されることもあります。
ですから、完成したファイルは必ず色付きの下地で確認し、自分のロゴのどこが「デザインとしての白」で、どこが空いているべき部分なのかを先に決めておいてください。
フチに残る半透明の白フチ:原因と対処
明るいフチが出るのは、ラスター画像では絵の輪郭がくっきりしていないからです。マークの色と白背景のあいだには中間的な点の帯があり、白と混ざっています。背景を消してもこの帯は残り、暗い下地の上では明るいにじみに見えます。黒背景ではすべてが逆で、にじみは暗く、明るい下地で目立ちます。
フチは、画像が小さいほど、JPGで強く圧縮されているほど目立ちます。対処法はこうです。もっと大きい元画像を使う。ロゴを元の背景に近い色の下地で使う(白背景から切り抜いたマークは、明るい下地でいちばんきれいに見えます)。あるいは編集ソフトで選択範囲を少し縮めてフチを整える。小さく圧縮された画像からにじみを完全に消すことは自動処理にはできません。できると言えば嘘になります。
サイト、ヘッダー、デザインデータ用のロゴは、どのサイズで保存するか
表示されるサイズで保存し、高精細ディスプレイ向けに約2倍の余裕を持たせます。サイトのヘッダーでロゴの幅が200ピクセルなら、幅400ピクセルほどのファイルがあればスマホでもノートパソコンでもくっきり見えます。コミュニティのヘッダーやチャンネルのカバー画像の正確なサイズは、それぞれのサービスのヘルプで確認してください。サービスごとに違い、変更もされます。
実用上の注意をいくつか挙げます。
- ラスターのロゴは、鮮明さを保ったまま拡大できません。いちばん大きい版を保管し、コピーを縮小して使いましょう。
- サイト用なら透過PNGをWebPに変換できます。WebPも透明を保存でき、容量が軽くなります。画像形式の変換ツールでできます。
- JPGには変換しないでください。背景が戻ってきます。
- 印刷には、サイトから取った小さな画像ではほぼ確実に足りません。
デザイナーにベクターの元データを頼むべきとき
自分のロゴで、元データがそもそも存在するなら、いつでもそうすべきです。ベクターファイル(SVG、AI、EPS、アウトライン化されたPDF)は、マークを点ではなく線で記述します。背景がなく、どんなサイズにも拡大縮小でき、必要な幅のPNGを完璧なフチで1分で書き出せます。
ラスター画像の背景を消しても、ベクターにはなりません。手に入るのは同じラスター画像に透明が付いただけのもので、サイズの制約はそのままです。アイコン、プレゼン資料、メールの署名欄にはこれで足ります。看板、パッケージ、刺繍、大判印刷にはベクターが必要です。毎回サイトのヘッダーから画像を救い出すより、一度探すか発注するほうが簡単です。
自動処理でうまくいかなかった場合も同じです。白背景の上の明るいマーク、極端に低い解像度、強い圧縮。こういうときの正直な答えはひとつ、もっと良い元画像が必要です。
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署名や印鑑の背景を透過して書類に貼る方法
白い紙の上の署名は、ソフトにとってはロゴより単純です。明るい紙の上の暗い線だからです。ただし求められる水準は高くなります。書類に貼るものなので、灰色の影や切れた払いはすぐ目に付きます。成功の半分は、署名をどう撮影するかで決まります。
白い紙に書いた署名の撮り方
必要なのは、罫線のないきれいな白い紙、濃い色のペン、均一な光です。写真の影が少なく、線のコントラストが高いほど、切り抜いた署名はきれいになります。
- 黒か濃紺の、線がしっかり出るペンで書きます。ゲルインクペン、ミリペン、細字のマーカーなどです。インクの薄いボールペンは線がかすれます。
- いつもより大きく書きます。あとで縮小するのは簡単です。
- 紙を窓際の平らな場所に置き、やわらかい自然光で撮ります。フラッシュは使いません。
- スマホを紙と平行に構え、手やスマホの影が署名にかからないようにします。
- 署名は画面の大部分を占めるようにしますが、端には触れないようにします。
- 紙が薄い場合は、机が透けないよう下にもう1枚白い紙を敷きます。
スキャナーがあるなら使ってください。影も遠近のゆがみもない均一な背景になります。スマホの書類スキャン機能でもかまいませんが、結果は画像として保存する必要があります。
署名の写真の背景をオンラインで消す
まず、署名と少しの余白だけが残るように写真を切り抜き、それから背景削除ツールにアップロードします。受け付けるのはJPG、PNG、WebPなので、iPhoneで撮ったHEIC形式の写真は先にJPGに変換してください。切り抜いたあとの画像の1辺は100ピクセル以上必要で、できればずっと大きいほうが安心です。
「ユニバーサル」モードから始め、細い払いのある署名には「細部」を試してください。限界について正直に言うと、AIは物体を切り出すように学習していて、署名は細い線の集まりです。そのため普通の写真よりも、結果が撮り方に大きく左右されます。払いの薄い先端が消えたり、閉じた輪の内側が白く残ったりすることがあります。そうなったら、もっとコントラストを付けて撮り直すか、あとで説明するように編集ソフトで白背景を色で消してください。
署名と印鑑の背景を透過する
印鑑の印影も署名と同じように処理できますが、もっと気難しい相手です。朱肉やスタンプインクは均一には乗らず、外周に沿った小さな文字は細く薄い線でできていて、赤や青のインクは写真だと紙の上より薄く写ることがよくあります。自動処理は薄い部分を背景とみなすことがあります。
うまくいく確率を上げるのは次のことです。
- 白い紙に、はっきり押された新しい印影。
- 写真ではなくスキャン。
- 署名と印鑑を別々に撮り、別々に処理すること。重なりのある複雑な1つの物体より、単純な2つの物体のほうがきれいに切り離せます。
- 外周の文字が読み取れるくらい大きく写すこと。
印鑑の背景をオンラインで透過する
印鑑の背景は、署名と同じツール、同じモードで消します。印鑑専用のボタンはありません。印影が画面のほぼ全体を占めるようにスキャンを切り抜き、「ユニバーサル」モードから始めます。外周の小さな文字が消えたら、「細部(チェーン、レース)」モードでやり直してください。
丸い印鑑には特有のくせがあります。輪の内側に何もない白い紙がたくさんあることです。AIは円全体を1つの物体とみなし、この中央を不透明なまま残すことがあります。プレビューでは気づきにくい点です。紙も、消した背景も、そこでは明るい色だからです。完成ファイルで中央が白く残っていたら、編集ソフトで色を指定して選択するほうが確実です。文字のあいだのすき間も含めて、白いものをすべて消してくれます。
署名の画像に法的効力はあるのか
署名や印鑑の画像はただの画像であって、電子署名ではありません。法的な意味での電子署名は独自のルールを持つ別の仕組みで、書類に貼ったPNGがその代わりになることはありません。署名の画像を貼った書類が受け付けられるかどうかは、誰に何のために出すのか、当事者間でどう取り決めているかによります。重要な書類なら、あらかじめ相手先か法律の専門家に確認してください。
当たり前ですが、欠かせない点もあります。扱ってよいのは自分自身の署名と、自分が代表して行動する権限のある組織の印鑑だけです。他人の署名や印鑑を書類に貼ってはいけません。
署名の背景を消してWordに貼る
完成したPNGは普通の画像として文書に挿入し、そのあと文字列の折り返しを変更します。そのままだと大きな1文字のように行の中に入り、文章を押し広げてしまいます。Microsoftのヘルプによると、Wordでは画像を選択し、横に表示される「レイアウト オプション」ボタンを押します。選択肢には「行内」、「上下」、「背面」があります。画像が行に固定されなくなれば、署名を自由に動かして署名欄の線の上に置けます。WordはPNGの透明を理解するので、払いの下の線も見えたままです。
Word自体にも「背景の削除」コマンドがあります。Microsoftのヘルプによると、「図の形式」タブにあります。ソフトが削除しようとしている部分はマゼンタで塗られます。間違いは「保持する領域としてマーク」と「削除する領域としてマーク」のボタンで直し、最後に「変更を保持」を押します。均一な白い紙の上の署名ならこれで足りることもありますが、細い線の扱いは粗いので、あらかじめ用意したPNGのほうがたいていきれいに見えます。
署名の背景を消してPDFに使う
当サイトの背景削除ツールはPDFには対応していません。受け付けるのは画像だけです。署名がPDFの中にある場合は、必要な部分を画像として保存し(たとえば大きく拡大した状態でスクリーンショットを撮り)、その画像を処理してください。
完成した署名をPDFに入れる方法は2つあります。1つ目は、PDFの閲覧や編集のソフトを使う方法で、ページに画像や署名を追加する機能を持つものが多くあります。2つ目は、元の文書ファイルに署名を入れてからPDFとして保存する方法です。元のファイルが手元にあるなら、2つ目のほうが簡単です。
できあがった署名をスキャンした書類に入れる
書類がスキャンやページの写真としてしか存在しない場合は、専用のツールのほうが便利です。書類に署名を入れるツールです。ページの画像(JPG、PNG、WebP)をアップロードし、署名は指やマウスで手書きするか、手書き風フォントで文字入力するか、背景が透明なPNGをアップロードします。続いて「書類に署名を配置」を押し、署名を好きな位置へドラッグし、「署名のサイズ」スライダーで大きさを合わせ、「署名済みの書類をダウンロード」を押します。ページはA4の縦横比のPNG画像としてダウンロードされます。
こうして一連の流れができます。署名を一度ていねいに撮影し、背景を消してPNGで保存しておけば、あとはどんな書類にも使えます。全体の手順は、例を交えて書類にオンラインで署名を入れる方法の記事で順を追って説明しています。
署名のPNGはどのくらいのサイズにすべきか
余裕を持たせます。ごく小さい画像より、幅が数百ピクセル以上あるほうが安心です。書類の中で署名が占める場所はわずかですが、小さなファイルは印刷するとギザギザで粗い線になります。大きなPNGは劣化なしで縮小できますが、小さなPNGを拡大することはできません。
保存する前に、少しだけ余白を残して署名のまわりの空白を切り落としてください。そうすると書類の中で画像の枠が署名そのものと一致し、線の上に置くのがずっと楽になります。透明な長方形のどこに署名があるのかを探らずに済みます。
署名がグレーになった、背景が汚い:直すところ
ほとんどの場合、原因は元の写真にあります。署名のまわりがグレーなのは、光が弱くて、写真の中の紙が白ではなく灰色や黄色っぽく写っていたからです。シミや筋は、手の影、紙の折り目、透けて見える罫線が原因です。
手順はこうです。良い光の下で撮り直し、署名ぎりぎりまで切り抜き、背景を消す前に、紙が本当に白く、インクが濃くなるよう、写真編集アプリで明るさとコントラストを上げます。この下準備をすると、AIも手作業の方法も目に見えてきれいに仕上がります。
Photoshopで白背景を手作業で透過する方法
手作業の方法が必要なのは、自動処理が間違えるところです。細い線、マークの中の白い要素、薄い印影。Photoshopには白背景向けのツールがいくつかあり、ワンクリックで済むものから細かく調整できるものまであります。以下の名称は日本語版Photoshopの表記に合わせています。
Photoshopの「自動選択ツール」で白背景を消す方法
「自動選択ツール」はクリックした場所と同じ色の領域を選択するので、均一な白背景にはいちばん速い方法です。手順は次のとおりです。
- 画像を開き、「背景」レイヤーを通常のレイヤーに変換します。そうしないと、消した背景の場所が透明ではなく色で埋まります。
- 「自動選択ツール」を選び、白背景をクリックします。
- オプションバーで「許容値」を調整します。値が高いほど、白に近い色合いが多く選択範囲に入ります。隣には「アンチエイリアス」と「全レイヤーを対象」があります。
- 選択した部分をDeleteキーで削除し、ファイルをPNGで保存します。
ここで鍵になるのが「隣接」のチェックボックスです。オンにすると、クリックした白い領域だけが選択され、ロゴの中の白い部分はそのまま残ります。オフにすると、画像の中のその色の領域がすべて一度に選択されます。背景も、文字のすき間も、マーク自体の白い要素もです。
Photoshopの「色域指定」で白背景を切り抜く方法
「色域指定」コマンドは画像全体から色を選択し、自動選択ツールよりやわらかく調整しやすいフチになります。場所はメニューの「選択範囲」>「色域指定」です。開いたダイアログでスポイトを使って白背景をクリックし、「許容量」スライダーを動かします。Adobeのヘルプによると、値を低くすると色の範囲が狭まり、高くすると広がります。プラスとマイナスのスポイトは色の追加と除外に使います。一時的にプラスのスポイトにするにはShiftキー、マイナスにするにはWindowsではAltキー、MacではOptionキーを押したままにします。
この方法は署名や印鑑に向いています。線が多くて細く、すき間を1つずつ自動選択ツールでクリックしていては時間がかかるからです。逆から攻めることもできます。スポイトで背景ではなくインクの色を選べば、署名そのものが選択されます。同じダイアログの「階調の反転」は、選択範囲を反対にします。
色による選択のくせを忘れないでください。絵の内側の白もすべて選択範囲に入ります。署名ならまさに望みどおりですが、白い文字のロゴでは困ります。
Photoshopのクイック操作「背景を削除」
現行バージョンのPhotoshopには自動の背景削除があり、考え方はオンラインツールと同じです。Adobeのヘルプによると、手順はこうです。「もっと知る」(Discover)パネルを開き(メニューの「ヘルプ」>「Photoshop ヘルプ」、またはWindowsではCtrl+F、MacではCmd+F)、「参照」(Browse)>「クイックアクション」(Quick Actions)に進み、「背景を削除」を選んで「適用」を押します。同じ「背景を削除」ボタンは、選択したレイヤーのプロパティパネルのクイック操作にもあり、こちらのほうが近道です。
Photoshopが自分で被写体を見つけ、それ以外をすべて隠します。便利なのは、結果が編集ソフトの中に残り、その場で直せることです。ただし自動処理の弱点はここでも同じです。細い線、薄い線、ばらばらのパーツでできた絵。クイック操作が署名の一部を「食って」しまったら、色による選択に切り替えてください。
中に白い部分があるロゴの背景をPhotoshopで消す方法
「隣接」にチェックを入れた「自動選択ツール」を使います。外側の背景をクリックすると、そこだけが選択され、輪郭で背景から区切られたマーク内の白い文字やハイライトは手つかずで残ります。
次に、閉じたすき間をどうするかを個別に決めます。透明になるべきもの(「O」の内側、要素どうしのすき間)は選択範囲に加えます。オプションバーで「選択範囲に追加」をオンにするか、Shiftキーを押しながらクリックします。デザインとして白いものには触れません。この作業こそ、手作業がどんな自動処理よりも正確な場面です。ソフトはどの白が「本物」なのかを知りませんが、あなたは知っています。
描画モード「乗算」:切り抜かずに署名を重ねる
Photoshopの中で署名を書類の上に載せるだけなら、背景を切り抜く必要はありません。署名のレイヤーを書類のレイヤーの上に置き、描画モードを「乗算」にします。Adobeの説明によると、このモードでは基本色の値に合成色の値が掛け合わされ、結果は必ず暗くなり、どの色も白と掛け合わせると変化しません。実際には、署名のまわりの白い紙が消え、濃いインクだけが残るということです。
この方法は数秒で済み、細い線を1本残らず保ちます。何も選択せず、何も消さないからです。制約は3つあります。
- 署名の写真の紙が本当に白くなければなりません。背景がグレーだとグレーの四角になるので、先に明るさとコントラストを上げます。
- 暗い下地の上では署名が見えません。このモードは暗くするだけです。
- これはデザインデータ内のレイヤーの性質であって、透過ファイルではありません。署名だけのPNGはこの方法では得られず、そのためにはやはり背景を消す必要があります。
Photoshopで署名の背景を消してPNGにする方法
確実な手順はこうです。まず写真のコントラストを強め、紙を真っ白にします。次に「色域指定」で背景かインクを選択し、背景を削除するかマスクで隠します。そのあと、署名の下に暗い色で塗りつぶした仮のレイヤーを敷いてフチを確認します。明るいフチや、輪の中の紙の島が残っていないかを見ます。保存の前に仮のレイヤーを非表示にし、ファイルをPNGで保存します。
切り抜いた署名が薄く見えるなら、線のフチが半透明になっているせいです。効くのはもっとコントラストの高い元画像で、背景をもう一度消すことではありません。
透明を失わずに結果を保存する方法
PNGで保存します。保存の前に、絵の下に塗りつぶしのレイヤーが表示されたままになっていないか確かめてください。カンバスに見えているものはすべてファイルに入ります。編集画面の市松模様は透明な部分を表していて、完成ファイルには入りません。
レイヤーとマスクを含む作業ファイルは、編集ソフト独自の形式で別に保存しておく価値があります。マスクはDeleteキーでの削除と違い、何も消しません。あとで払いの先が切れていた、文字のすき間が失われていたとわかっても、最初からやり直さずにブラシで直せます。完成したPNGは、ほかの透過ファイルと同じように暗い下地と明るい下地で確認してください。
手作業のほうが正確なとき、自動のほうが良いとき
手作業が正確なのは、背景が均一で、絵が平面的でコントラストが高いときです。署名、印鑑、線画のロゴ、図面、スキャンしたイラスト。こういうものでは色による選択が予測どおりの結果を出し、何を白のまま残すかを完全にコントロールできます。
自動が勝るのは、背景が均一でないときや対象が複雑なときです。看板やパッケージを撮影したロゴ、机の上の品物、人物。こうした背景は色では選択できませんが、AIは対象を丸ごと1回で切り離します。合理的な順番は、まず自動の背景削除を試し、色付きの下地で結果を見て、明らかな間違いがあるときだけ手作業に取りかかることです。
髪、毛皮、ガラスのある複雑な被写体を切り抜くとなると、それはもう本格的な切り抜き作業で、マスク、パス、フチの調整といった独自の技法があります。これについては別にPhotoshopでの切り抜きガイドがあります。
よくある質問
背景を消した画像をJPGで保存できますか? できません。JPGは透明を保存できないので、保存すると空いた部分が色(たいていは白)で塗られます。背景のない画像にはPNGかWebPが必要で、ロゴにはベクターファイルが最適です。
背景を消したあと、ロゴのまわりに白いフチが残るのはなぜですか? 絵のフチに、白背景と混ざった点の帯があるからです。暗い下地の上ではにじみのように見えます。小さな画像や、JPGで圧縮された画像でいちばん目立ちます。もっと大きくきれいな元画像を使うか、編集ソフトでフチを整えると改善します。
背景削除ツールはどんなファイルに対応していますか? JPG、PNG、WebPで、容量は25MBまで、1辺は100ピクセル以上8000ピクセル以下、一度に1ファイルです。HEIC形式は受け付けないので、先にJPGに変換してください。結果はPNGで出力され、長辺が4096ピクセルを超える画像はそのサイズまで縮小されます。
オンラインで背景を消すのにお金はかかりますか? 処理とプレビューは無料です。同じIPアドレスから1日5回までで、回数はサイト内のAIツールで共通です。プレビューは900ピクセルまで縮小され、透かし入りで透過ではなく、消した背景は薄いグレーで塗られています。フルサイズのきれいな透過PNGは有料です。登録は不要です。
背景を消すとロゴはベクターになりますか? なりません。背景を消して得られるのは、同じラスター画像に透明が付いたものです。鮮明さを保ったまま拡大することはできません。印刷や大きなサイズには、デザイナーからベクターの元データをもらう必要があります。
本物の署名の代わりに、署名の画像を契約書に貼ってもいいですか? 技術的には可能ですが、署名の画像は電子署名ではありません。そうした書類が受け付けられるかどうかは相手先と当事者間の取り決めによるので、事前に確認してください。使ってよいのは自分の署名と、自分の組織の印鑑だけです。
背景を消したら署名の一部が消えたのはなぜですか? AIは物体を切り出すもので、細く薄い線は背景と判断することがあります。均一な光の下で、濃いペンで書いた署名を撮り直し、署名の近くまで切り抜き、「細部」モードを試してください。それでもだめなら、画像編集ソフトで白背景を色で消します。
動画の白背景を消すことはできますか? このツールが扱うのは画像(JPG、PNG、WebP)だけです。動画は処理できないので、動画編集ソフトが必要です。
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