画像の背景を透明にする方法:背景透過PNGの作り方と保存の注意点
画像の背景を透明にする方法:背景透過PNGの作り方と保存の注意点
画像の背景を透明にする手順
背景を透明にするには、背景削除ツールに写真をアップロードします。被写体だけが残り、周りが透明なPNGが返ってきます。迷いやすいのはその後で、どの形式で保存するか、なぜ背景が黒や白で表示されるのかという点です。この記事では両方を説明します。
背景が透明とはどういうことか
通常の画像には色のチャンネルが3つあります。透過PNGには4つ目のアルファチャンネルがあり、各ピクセルがどの程度見えるかを記録しています。値がゼロの部分では、下にあるウェブページやスライド、別の写真が見えます。
編集ソフトに表示される灰色と白の市松模様は、ファイルの一部ではありません。画像が空の場所を画面上で示すための表示です。
ツールでの手順
ツールはブラウザで開き、登録は不要です。25MBまでのJPG、PNG、WebPに対応し、1辺は100から8000ピクセルまでです。
- 画像をアップロードする
- 内容に合うモードを選ぶ
- 背景の削除を実行する
- 市松模様の上で結果を確認する
出力されるPNGのサイズ
結果は常に背景が透明なPNGです。長辺が4096ピクセルを超える画像は、処理の前に4096ピクセルへ縮小されます。ウェブ、資料、ほとんどの印刷には十分な大きさです。
スマホ、パソコン、オンラインツールの違い
新しいスマートフォンでは、写真を長押しすると被写体が切り抜かれ、別のアプリに貼り付けられます。スタンプやメッセージには便利ですが、PNGファイルとして保存されるとは限らず、サイズも小さくなりがちです。
パソコンではレイヤーのある編集ソフトで、選択、マスク、境界の調整まで細かく制御できます。その分、覚える時間が必要です。オンラインツールはインストールなしで一般的な用途に対応し、多くの人が求めているPNGをそのまま受け取れます。
透過PNGが必要になる場面
画像を別のものの上に重ねるときに、透明が役に立ちます。
- サイトのヘッダーや色付きスライドに置くロゴ
- 書類に重ねる署名や印影
- バナー、カタログ、投稿に使う切り抜き商品
- プリント、ステッカー、招待状のデザイン
ロゴ:切り抜く前に元データを探す
ロゴをデザイナーが作ったのであれば、元データを依頼します。透過PNGやベクター形式の版がほぼ必ずあり、どんな切り抜きよりもきれいです。白背景のJPGから切り抜くのは、元データが見つからないときの次善策です。
その場合は、手に入る中で最も大きい画像を使います。メールの署名から取った小さなロゴは輪郭がギザギザになり、ファイルにない細部はどのツールでも戻せません。
署名と印影
署名は、無地の白い紙に濃いペンで書き、真上から、均一な光で、手の影が入らないように撮ります。線が細いので、繊細な線を残しやすい細部向けのモードを使います。
結果は色のついた背景の上で確認します。ペンがかすれた薄い部分が、紙と一緒に消えていることがあります。その場合は、太めのペンで書き直します。
人物の切り抜き
人物には専用のモードがあり、顔、肩、髪をより適切に扱います。自動切り抜きの弱点は、ごちゃごちゃした背景に重なったばらけた髪です。一部は消え、一部には背景が残ります。
元の写真の背景が無地で、髪の色と対照的であれば、結果は大きく良くなります。プロフィール写真や名刺なら自動処理で足りることが多く、大きく印刷する場合は髪の輪郭を拡大して確認します。
形式ごとの違い:透明が残る形式
PNG、WebP、JPG
透明を保存できるのはアルファチャンネルを持つ形式だけです。JPGにはそれがなく、保存すると空の部分が白か黒で塗られます。ロゴや白い紙に書いた署名の場合は、画像やロゴ、署名の白背景を消す方法を参考にしてください。
- PNG:透明を保存でき、ロゴや切り抜きの標準
- WebP:透明を保存でき、軽いのでウェブ向き
- JPG:透明を保存できない
- GIF:完全な透明のみで、なめらかな縁は作れない
背景がまた白くなった理由
処理後に背景が白に戻った場合は、どの形式で保存または送信したかを確認します。ほとんどの場合、途中でJPGに変換されています。
編集ソフトから別の形式で書き出したとき、一部のアプリに貼り付けたとき、メッセージアプリで写真として送ったときに起こります。
モードの選び方
モードは4つです。汎用は物や商品、ポートレートは人物、細部向けはチェーンやレースなどすき間のある物、高解像度向けは大きなファイルに使います。縁が荒れたときは、同じモードを繰り返すよりモードを変えるほうが効果的です。
透過PNGが重い理由
PNGは画像を劣化なしで保存し、さらにアルファチャンネルも持つため、大きな切り抜きは数MBになることがあります。サイトでは表示速度に影響します。まず、ページで実際に表示する大きさまでピクセル数を減らします。ヘッダーのロゴに数百ピクセル以上の幅が必要になることはまれです。
大きなPNGは元データとして保管し、用途ごとに小さなコピーを作ります。大きな版が必要になったときに、切り抜きをやり直さずに済みます。
用途ごとの形式の選び方
適した形式は、画像の行き先によって決まります。
- サイトやネットショップ:透明付きのPNGまたはWebP
- 資料や文書:PNGを画像として挿入
- 印刷会社:PDFやベクターを求められることが多いので先に確認
- モール:白背景に仕上げたJPGが一般的
半透明:ガラス、煙、影
アルファチャンネルは、あるかないかの二択ではなく、ピクセルを部分的に見せることもできます。ガラス、煙、ベール、やわらかい影はこうして表現されます。しかし自動切り抜きは被写体か背景かを決めようとするため、その中間をうまく扱えません。
たとえばガラスのコップは、元の背景を中に閉じ込めたまま不透明になったり、穴が開いたりします。こうした被写体では自動の結果は出発点であり、自然な仕上げは手作業になることが多いです。
ベクターのロゴは別のもの
SVGなどのベクターファイルにはもともと背景がなく、拡大しても鮮明さが失われません。背景削除ツールはピクセルの画像を扱い、出力はPNGで、ベクターではありません。
画面で使うならPNGで足ります。看板、大きな横断幕、刺しゅうでは印刷会社からベクターを求められ、ロゴを描き直すことになります。これは切り抜きではなくデザイナーの仕事です。
資料作成ソフトやオンラインエディターへの挿入
スライドや文書のソフト、オンラインのレイアウトツールでは、画像の挿入からPNGファイルを選びます。透明は保たれ、被写体はスライドやページの背景の上にそのまま載ります。
画像ビューアからコピーして別のソフトに貼り付ける方法は避けます。途中で透明が失われ、背景が黒や白に戻ることがよくあります。その場合、原因はファイルではなく貼り付け方にあります。
透明のままにせず背景を塗るほうがよい場合
透明に対応していない行き先もあります。すべてをJPGに変換するアップロード画面、一部のメール作成画面、多くの販売サイトでは、ファイルが黒や白の背景で表示され、その色は相手側が決めます。その場合は自分で色を決めるほうが確実です。編集ソフトでPNGを開き、下に色のレイヤーを置いてJPGで書き出します。
こうすれば仕上がりが予測できます。透明なPNGは手元に残しておきます。用途ごとに必要な色の背景を付けた版を、切り抜きをやり直さずに作れます。
自分で手を入れるのは面倒ですか。写真はレタッチャーにお任せください
自動処理ですべてが直るわけではありません。難しい一枚、大切な写真、スキャンした古いプリント。アルゴリズムが匙を投げるところから先は、人がPhotoshopでレイヤーを重ねて手作業で仕上げます。

ビフォーアフター⇆- 顔と目のシャープさを取り戻します
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お写真を手作業で仕上げます
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PNGの背景が黒や白で表示される理由
ファイルは正しく、表示するアプリの問題
ダウンロード後に最も多い質問です。一部の画像ビューアやスマートフォンのギャラリーは透明部分を黒や白で描きますが、透明の情報はファイルに残っています。
確かめるには、編集ソフトや資料作成ソフトで色のついた図形の上にPNGを置きます。被写体の周りに色が見えれば、透明は保たれています。
透明が失われる場面
サービスが画像を自動でJPGに変換すると、透明は消えます。その場合は写真としてではなく、ファイルや書類としてPNGを送ります。
- メッセージアプリで写真として送信
- SNSやフリマ、掲示板サイト
- 画像のスクリーンショット
- 異なるアプリ間のコピーと貼り付け
iPhoneのHEIC写真
背景削除ツールはHEICに対応していません。先に形式変換ツールでHEICをJPGかPNGに変換し、その後で背景を削除します。
暗い背景で目立つ明るい縁
白背景の写真から切り抜くと、被写体の周りに明るい線が残ることがあります。白の上では見えませんが、暗いスライドの上でははっきりした縁になります。切り抜いたロゴで最も多い不具合です。
最も効果的なのは、使う場所の背景に近い色合いの写真から始めることです。濃紺の上に置くロゴなら、暗い背景の元画像のほうが、残った縁がなじみます。白背景の版しかない場合は、縁がより締まりやすい細部向けのモードを試します。
穴と内側の部分
背景は被写体の内側にも見えており、気づかないうちに切り抜きが失敗するのはそこです。
- ロゴの「O」「A」「B」「D」の内側
- カップの取っ手の内側
- チェーンの輪
- レースや抜き模様のある物のすき間
背景と同じ色の被写体
白い紙の上の白いロゴや、黒い机の上の黒い商品には、AIに見える輪郭がありません。どのモードでも解決できません。情報が画像の中にないからです。
有効なのは、コントラストをつけて撮り直すことです。中間のグレーの背景なら、明るい物にも暗い物にも使えます。白いロゴの場合は、色付きまたは暗い色の版を探して切り抜き、明るい版はデザイナーに依頼します。
市松模様が描き込まれた偽の透過画像
ネットで画像を探すと、灰色と白の市松模様が見えているのに、実際は模様が絵の一部として描かれた普通のJPGだった、ということがよくあります。別の背景に重ねても、市松模様は残ったままです。
ツールにとっては、この模様も普通の背景と同じなので、被写体の輪郭がはっきりしていれば削除できることがあります。それでも、作者の権利を尊重したうえで、本物のファイルを元の配布元で探すほうが確実です。
小さい元画像とギザギザの輪郭
元画像が数百ピクセルしかないと、切り抜きの輪郭は階段状になります。切り抜きは細部を作り出すものではなく、あるものを分けるだけです。後から拡大すると、階段も大きくなります。
できるだけ大きい版から始め、最後に縮小します。小さい版しかない場合は、階段が目立たない小さいサイズで使い、表紙やバナーに引き伸ばすのは避けます。
影は背景と一緒に消える
被写体が机に落としていた影は背景の一部なので、切り抜くと消えます。無地の色の上では、被写体が重さを失って浮いているように見えることがあります。ロゴでは問題になりませんが、商品や全身の人物でははっきり目立ちます。
直すのは、デザインを組むソフトの中です。ほとんどのソフトにドロップシャドウの効果があり、PNGに適用できます。短く、やわらかく、薄い影を付けるだけで、被写体が画面になじみます。
限界とよくある疑問
自動切り抜きが苦手なもの
くっきりした被写体と対照的な背景の組み合わせが最もきれいに仕上がります。次の場合は拡大して確認し、必要なら別のモードを試します。
- ばらけた髪や毛皮
- 透明なガラスや液体
- 背景と同じ色の被写体
- 被写体に接した濃い影
回数の上限
ツールは1つのIPアドレスにつき1日5回まで処理でき、サイト内の他のAIツールと合わせて数えられます。結果はプレビューで表示され、フルサイズのファイルは有料です。
透過PNGの使い方
ウェブ、スライド、文書ではPNGをそのまま挿入すれば、下にある背景がそのまま見えます。印刷の場合は、透明のまま入稿するか、仕上がりの色に載せた状態にするかを印刷会社に確認してください。
スマートフォンでもブラウザから同じ手順で使えます。iPhoneの標準機能についてはiPhoneで写真の背景を消す方法の記事があります。
手順の例:サイトのヘッダー用ロゴ
白背景のJPGのロゴを、色付き背景のサイトの上部に置くとします。最も大きい版をアップロードし、汎用モードを使います。細い文字がある場合は、細部向けのモードと比べます。市松模様の上で文字の内側を確認します。
PNGを保存したら、公開する前に実際のサイトの色の上で試します。明るい縁が出たら、戻って別のモードを試します。最後に、ヘッダーで表示する幅まで縮小し、大きなファイルは元データとして保管します。
PNGを使う前の確認
4点を確認しておくと、公開後の手直しを防げます。
- ファイル名が.pngで終わり、途中で変換されていない
- 文字や取っ手の内側が透明になっている
- 使う背景の上で明るい縁が出ていない
- ピクセル数が用途に合っている
手作業の仕上げが見合うとき
単純なロゴ、輪郭のはっきりした商品、画面用の人物写真は自動処理で足ります。足りないのは、大きく印刷する髪、ガラスや液体、すき間の多いジュエリー、影やグラデーションが入ったロゴです。
こうした場合、レタッチャーが輪郭を手で整え、半透明の部分を作り直します。ロゴについては、ベクターで描き直すのが根本的な解決になることが多く、その後は切り抜きが不要になります。
プレビューとフルサイズのファイル
結果はまず長辺900ピクセルまでのプレビューで表示されます。輪郭を確かめ、切り抜きが使えるかを判断するには十分です。フルサイズのファイルは有料です。
上限は1つのIPアドレスにつき1日5回で、サイト内の他のAIツールと合わせて数えられます。モードを変えて実行すると新しい1回として数えられるので、アップロードの前にモードをよく選んでください。
画像が処理される場所
処理はブラウザではなくサーバーで行われます。結果はダウンロードできるように最長1日保管されます。アカウントは不要です。
署名のような重要な情報を含む画像では、出来上がったPNGを署名済みの書類と同じように慎重に扱ってください。切り抜いた署名は、手に入れた人なら誰でも別のファイルに重ねられます。
よくある質問
画像の背景を透明にするには? 背景削除ツールに画像をアップロードし、結果をPNGで保存します。被写体が残り、それ以外が透明になります。
JPGで背景を透明にして保存できますか? できません。JPGにはアルファチャンネルがなく、空の部分は白か黒で塗られます。PNGかWebPを使います。
PNGの背景が黒く表示されるのはなぜですか? 一部のビューアは透明部分を黒や白で表示します。ファイルは正しいので、色のついた背景の上で確かめてください。
メッセージアプリで送ると透明が消えるのはなぜですか? 写真として送るとJPGに変換されるためです。ファイルや書類としてPNGを送ってください。
画像の最大サイズは? 25MBまで、1辺8000ピクセルまでです。長辺が4096ピクセルを超えると4096ピクセルに縮小されます。
HEICは使えますか? 使えません。先にJPG、PNG、WebPのいずれかに変換します。
市松模様は画像の一部ですか? いいえ。画面上で透明な部分を示すだけで、ファイルには含まれません。
登録は必要ですか? 不要です。ブラウザでそのまま使えます。
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