写真から人を消す方法:オンラインでの手順とAIでできること、できないこと
写真から人を消す方法:オンラインでの手順とAIでできること、できないこと
写真から人を消す基本の手順
写真から人を消すには、不要物除去ツールでその人物をブラシで塗るだけです。塗った部分の背景をAIが描き直します。空、海、砂浜、無地の壁ではとてもきれいに消え、ショーウィンドウや柵、すぐ後ろに別の人がいる場面では注意が必要です。手順と、仕上がりを左右する点を順に説明します。


人を消すと何が起きるのか
AIは人物の後ろに何があったかを知りません。塗った範囲の周りにある線、色、質感を延長して埋めます。そのため仕上がりを決めるのは人物ではなく背景です。
人物が小さく、後ろが単純なほど跡は目立ちません。砂浜の小さな人影は跡形なく消えますが、細かい建物の前に大きく写った人は難しくなります。
ツールでの手順
ツールはブラウザで開き、登録もインストールも不要です。25MBまでのJPG、PNG、WebPに対応しています。iPhoneのHEIC写真は先に変換してください。
- 写真をアップロードする
- ブラシを腕や脚より少し太めに設定する
- 影や映り込みも含めて人物全体を塗る
- 除去を実行して結果を確認する
仕上がりのサイズ
結果はJPGで保存されます。長辺が2500ピクセルを超える画像は、処理の前に2500ピクセルへ縮小されます。SNSや小さなプリントには十分ですが、大きなカメラ写真を使う前に知っておくと安心です。
スマホ、パソコン、オンラインツールの違い
スマートフォンでは、新しい写真アプリに消しゴム機能があり、タップするだけで物を消せます。小さな写り込みには最も手軽ですが、範囲を細かく直せないことが多く、大きく写った人物は跡が残りがちです。パソコンの編集ソフトでは、スタンプや修復ブラシで背景を手作業で作り直せます。仕上がりは最も良い反面、時間と慣れが必要です。
オンラインツールはその中間です。ブラシと消しゴムで範囲を自分で決め、背景の描き直しはAIが行います。インストールも編集の知識も不要で、スマートフォンでもパソコンでもブラウザから同じように使えます。
よくある場面
依頼の内容は似ており、それぞれ仕上がりを左右する点があります。
- 観光名所の前の観光客:遠くの人から消すと跡が残りにくい
- ポートレートの後ろの通行人:残す人の髪に範囲がかからないようにする
- 集合写真の端の人:隣の人の肩に置いた手も含める
- 自分の影や映り込み:人物と同じように形全体を塗る
始める前に:写真を選ぶ
同じ場面の写真が何枚かあるなら、消したい人が最も単純な背景に重なっている1枚を選びます。同じ人物でも、空の前と建物の前では結果が大きく変わります。範囲を何度も直すより、写真を替えるほうが効果的です。
元の写真は必ず残します。除去すると新しいファイルができるので、元の写真と見比べて、描き直された部分が自然かどうかを判断します。
ファイルの準備
ツールは25MBまでのJPG、PNG、WebPに対応し、1辺は100から8000ピクセルまでです。iPhoneのHEIC写真は先に変換し、8000ピクセルを超える画像は縮小します。
2500ピクセルに合わせて自分で縮小する必要はありません。処理の前に自動で縮小されます。先に縮小するのは、最高画質のカメラ写真などでファイルが25MBを超えるときだけです。
写真の端で切れている人物
体の半分が画面の外にあり、横から入り込んでいる人物は、見た目より簡単な例です。塗る範囲は画像の端まで伸ばし、細い帯を塗り残さないようにします。端に残った腕や服の一部は背景と見なされ、画面の内側へ引き伸ばされてしまいます。
AIが参考にできるのは片側だけなので、描き直された部分はすぐ隣にあるものを繰り返す傾向があります。空、壁、木々なら気づかれません。端の近くにドアや柱、別の人物がある場合は、描き直す代わりに写真を少し切り取ることも検討してください。
跡を残さない塗り方
影、映り込み、持ち物
跡が残る原因で最も多いのは、塗る範囲が狭すぎることです。靴や髪、影の一部が残ると、AIはそれを背景と判断して描き足してしまいます。
- 輪郭より数ピクセル外側まで塗る
- 地面の影を含める
- 水面やガラスの映り込みを含める
- リュック、傘、ベビーカー、リードにつないだ犬も塗る
ブラシと消しゴム
太いブラシで体を手早く塗り、残したい物の近くは細いブラシで仕上げます。大事な部分まで塗ってしまったら、実行前に消しゴムで直せます。
輪郭を正確になぞる必要はありません。人物に属するものをすべて覆い、隣の人の腕など残したいものを覆わないことが大切です。
複数の人や人混み
離れて立つ2、3人の通行人は一度に塗れますが、1人ずつ消して途中で確認するほうがきれいに仕上がります。観光地の密集した人混みは別で、広い範囲の背景が足りず、描き足された部分がぼやけがちです。スマートフォンの写真なら、iPhoneやAndroidで写真の不要な物を消す方法も参考になります。
ブラシの太さの目安
細すぎるブラシは何十回もなぞることになり、線の間にすき間が残って跡になります。太すぎると残したい部分にかかります。人物の腕より少し太い線が目安です。数回なぞるだけで体を覆え、頭の輪郭もなぞれます。
背景の小さな人物は、太いブラシで一度触れるだけで足ります。手前の人物は、太いブラシで胴体から塗り、手、足、髪は画面を拡大して細いブラシで仕上げます。
複雑な形を塗る順番
順番を決めておくと塗り残しを防げます。跡が残る原因の多くは塗り残しです。
- 太いブラシで胴体と頭を覆う
- 腕、脚、持ち物を塗り足す
- 地面の影と映り込みを加える
- 拡大して輪郭を確認してから実行する
人物が別の人に触れているとき
最も難しいのは、肩を組んでいる場合や肩に手を置いている場合です。塗った部分はすべて描き直され、残す人の肩の一部も含まれます。手の下の服がどうなっているかをAIは知りません。消す人だけを塗り、隣の人にはできるだけかからないようにします。
それでも、この部分には不自然さが出ると考えてください。なかったはずの服のしわや、途切れた柄などです。大切な家族写真では、こうした部分がレタッチャーによる手作業の仕上げを頼む理由になります。
残った部分を直す2回目の処理
1回目の除去の後、影の一部や薄い輪郭が残ることがあります。その部分だけを小さく塗り、もう一度実行します。範囲全体をやり直すより、小さな範囲を短く処理するほうがきれいに仕上がります。
ただし、1回ごとに1日5回の上限に数えられ、2回目からは2分の待ち時間があります。何度も直す前提にせず、最初から影や映り込みまで丁寧に塗ることが大切です。
動いている人とぼやけた輪郭
急ぎ足の通行人や自転車は、ぶれて写ることがよくあります。体が半透明の帯のように広がり、実際の輪郭より大きくなります。塗る範囲は、ほとんど見えない薄い部分まで含めて、ぶれ全体を覆う必要があります。そうしないと、人が通った場所に薄いもやが残ります。
風になびく髪、はためく服、スカーフも同じです。こうした輪郭は余裕を大きく取って塗ります。背景を少し多めに描き直すほうが、持ち主が消えた後に髪の毛だけが宙に浮いて残るよりずっと自然です。
自分で手を入れるのは面倒ですか。写真はレタッチャーにお任せください
自動処理ですべてが直るわけではありません。難しい一枚、大切な写真、スキャンした古いプリント。アルゴリズムが匙を投げるところから先は、人がPhotoshopでレイヤーを重ねて手作業で仕上げます。

ビフォーアフター⇆- 顔と目のシャープさを取り戻します
- 肌の質感を潰さずにノイズとアーティファクトを除去します
- 色、コントラスト、露出の崩れを整えます
- 古いスキャンの傷、シミ、折れを消します
- 印刷に耐えるサイズでファイルをお渡しします
- 1枚あたりの料金$10
- 納期24時間以内
- お渡し方法メールで送付
- 対応できない場合返金します
お写真を手作業で仕上げます
スタジオのレタッチャーが自動処理では届かない部分を仕上げます。シャープさ、顔、色、欠点。先にお支払いいただき、あとは写真を送ってご要望をお伝えいただくだけです。対応できない場合は返金します。
- 写真の手作業レタッチ$10
きれいに消える写真と失敗しやすい写真
跡が残らない背景
空、海、砂、雪、芝生、単色の壁は最も簡単です。質感が均一なので、描き足した部分と元の部分の見分けがつきません。
石畳、フローリング、規則的な模様の外壁、遠くの森もたいていうまくいきます。大きく拡大すると、模様の繰り返しが少し見えることがあります。
難しい背景
ツールが多くを想像で補う場面では、不自然さが出ます。その場合は丁寧に塗り直すか、同じ場面の別の写真を選びます。
- 文字のあるショーウィンドウや看板
- 柵、手すり、階段
- 人物のすぐ後ろにいる別の人
- 写真に残したい人の顔や手
他人を消すより自分を切り抜くほうがよい場合
自分だけを残して背景をすべて変えたいなら、1人ずつ消すのは遠回りです。写真の背景を削除して、自分の姿を透明なPNGで受け取るほうが簡単です。
例:海辺の写真
海辺では、消したい人物は砂、海、空の3つの帯に重なっていることが多いです。どれも均一な質感なので、描き足した部分は自然になじみます。注意するのは水平線です。範囲が水平線をまたぐ場合は、処理後に線がまっすぐ続いているか確認します。
砂の上の足跡と影も人物の一部です。残すと、どこにもつながらない跡になり、どんなにじみよりも加工が目立ちます。
例:街の通り
街の通りにはさまざまな要素があり、それぞれ結果が異なります。処理の前に、何を期待できるかを知っておきましょう。
- 歩道やアスファルト:きれいに仕上がり、質感が少し繰り返される
- 看板のあるショーウィンドウ:描き直された文字は読めないか、でたらめになる
- 柵や手すり:棒が曲がったり途切れたりすることがある
- 遠くの車や建物:ほとんどの場合、自然に見える
集合写真の真ん中の人を消す
最も難しい依頼です。人物を消すと残った人の間にすき間ができ、その後ろの背景は一度も撮影されていません。AIはもっともらしい壁や景色で埋めますが、両隣の人は離れたままで、構図が不自然になります。
端にいる人であれば結果はずっと良く、写真を切り取るだけで済むこともあります。真ん中の場合は手作業のレタッチが現実的で、レタッチャーは残った人同士の間隔も詰めます。
レタッチャーに頼むべきとき
旅行や日常の写真の多くは自動処理で足ります。足りないのは、隠れた部分に想像では補えない情報がある場合です。一部が隠れた顔、線や装飾のある歴史的な建物、読める状態で残したい文字などです。
大きく引き伸ばす写真や、印刷するアルバムの写真も人の手が必要です。描き直された部分を近くで見られるからです。その場合、自動の結果は、仕上がりの方向を確かめる下書きとして役立ちます。
夜の写真や暗い場所の写真
夜に撮った写真には、センサーのノイズによるざらつきがあります。描き直された部分は周囲よりなめらかになりやすく、形や色が合っていても、この質感の違いで加工がわかってしまいます。消す範囲が広いほど、なめらかな部分は目立ちます。
このような写真では、小さな人物を消すにとどめ、昼の写真で勧めた広めの余白は取らず、範囲をぴったりに保ちます。夜に手前で大きく写った人物は、自動処理では自然に仕上がることが少なく、手作業のレタッチが現実的な選択になります。
よくある失敗と対処
影やにじみが残ったとき
影やにじみは、塗り残した影や輪郭の一部であることがほとんどです。結果に戻り、問題のある部分だけを直します。
- 問題のある部分だけを塗り直す
- 周りを少し広めに塗る
- 影と映り込みが入っているか確認する
- もう一度実行して前の結果と比べる
回数の上限と待ち時間
ツールは1つのIPアドレスにつき1日5回まで処理できます。その日の1回目はすぐに始まり、2回目からは2分の待ち時間があります。結果はプレビューで表示され、フルサイズのファイルは有料です。
ツールにできないこと
写真に写っていないものは戻せません。消した人物が誰かの顔や建物の半分を隠していた場合、その部分は想像で描かれ、実際とは一致しません。
他人の画像からクレジットや作者の表示を消す目的では使わないでください。自分の写真の文字や日付については、写真の文字や日付を消す方法の記事があります。
結果のサイズと印刷
仕上がったファイルは長辺が最大2500ピクセルです。画面やSNSには十分です。印刷の場合、300dpiでは2500ピクセルで約21cmになり、2Lサイズ程度のプリントなら十分な画質です。
それより大きく引き伸ばすこともできますが、細部は粗くなります。壁に飾る写真なら、見る距離が離れるので気になりません。元の写真がずっと大きく、すべての画素が必要な場合は、元データへの手作業のレタッチが適しています。
きれいに仕上げるための確認
実行前に4点を確認すると、やり直しが減ります。
- 人物全体を、輪郭より少し広めに塗っている
- 影、映り込み、持ち物を塗っている
- 残したいものを塗っていない
- 背景が最も単純な写真を選んでいる
使うときの注意
旅行写真の背景から知らない人を消すのは、見た目を整える一般的な加工です。ただし、画像が記録として使われる場合は別です。証明写真、出来事の証拠、報道の素材、不動産や商品の広告では、見る人を誤解させる形で人や物を消してはいけません。
写真に残る人にも肖像権があります。個人が特定できる写真を加工して公開するときは、元の写真を公開するときと同じ配慮が必要です。
写真が処理される場所
処理は端末ではなくサーバーで行われるため、スマートフォンの性能は必要ありません。結果はダウンロードできるように最長1日保管されます。
アカウントの作成もインストールも不要です。処理中に接続が切れたら、写真をもう一度アップロードします。塗った範囲は描き直しになるので、手間のかかる写真では最後までページを開いたままにしてください。
よくある質問
オンラインで写真から人を消すには? 写真をアップロードし、影や映り込みも含めて人物をブラシで塗り、除去を実行します。その部分の背景をAIが描き直します。
複数の人を一度に消せますか? 離れて立っていれば可能です。1人ずつ消すほうがきれいに仕上がります。
人がいた場所に影が残るのはなぜですか? 影や輪郭の一部を塗り残していることがほとんどです。少し広めに塗り直してください。
スマートフォンで撮った写真でも使えますか? 使えます。25MBまでのJPG、PNG、WebPに対応しています。HEICは先に変換が必要です。
結果はどの形式ですか? JPGです。長辺が2500ピクセルを超える画像は2500ピクセルに縮小されます。
1日に何枚まで処理できますか? 1つのIPアドレスにつき1日5回までです。2回目からは2分の待ち時間があります。
人混みをまとめて消せますか? 密集した人混みでは背景が広く欠けるため、描き足した部分がぼやけがちです。人の少ない写真を選ぶほうが確実です。
アカウントの作成は必要ですか? 不要です。ブラウザで開いてそのまま使えます。
カタログの見本写真を無料で加工します
ネットショップ、メーカー、ブランド、卸売業者の皆さまへ。商品写真を1〜3点お送りいただければ、プロが加工してお返しし、カタログ全体のお見積りもご提案します。
こちらはBtoB・大量案件向けの窓口です。個人の写真(ポートレート、イベント、証明写真)は承っておりません。
ご依頼を受け付けました
サンプルを加工し、カタログのお見積りとあわせて1営業日以内にお送りします。